2004-03-01 戦場のピアニスト

_ 絶対デートで使っちゃ行けない映画だな。


と、冗談はともかく、評判通り見応えのある映画だったのだけど、重苦しい感じが残らないのはピアノの華麗なる調べが手伝ったからだろうか。
これでもかこれでもかとドイツ兵による非業が繰り返され、家族とも引き離されたユダヤ人ピアニストがその迫害から生き延びる姿は、ナチスによるユダヤ人迫害を時代ごとに追ったという、それだけの話といえばそうなのだけど、セピア色に近いダークトーンが多用されていると戦争って何も作り出さないものだということを感じさせられる。
戦争当時の荒廃したドイツの街を再現したセットには度肝を抜かれた。
エイドリアン・ブロディは主演男優賞も納得の熱演。
理解者の援助を得つつも結局一人で逃亡せざるを得ず、逃げ場と食糧を求めて建物内をあさりつづける姿を延々と写し、孤独の厳しさを前面に出している。
何度も見るような作品ではないが、心に残る名作。

この映画のあと、エイドリアン・ブロディ主演の「ダミー」というB級恋愛もの映画を見たが、こっちの作品のほうが彼の魅力を浮き彫りにしてたね。
風変わりなユダヤ人家庭もクローズアップされてたけど、どこにでもあるような家庭問題だと思うし。
ブロディさんのかぎ鼻と口元がチャーミングでした。
本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]
まご父 (2004-03-03 01:09)

絶対、デートで(お泊まりの時に)使っちゃいけないもの……<a href="http://www.e-mukti.com/">ネティーポット</a>
でも君は使え! って、すすめたからって、君が彼女ってわけじゃないです(^^;)当たり前ぢゃ ←うらまご040302参照